rksoftware

Visual Studio とか C# とかが好きです

Power Automate の始め方 (ライセンスの説明)

■ 連載目次記事

Power Automate を使うのは意外と難しいです。

■ 始め方

整っていれば Power Automate のホームページに行けば簡単に作り始められます。

Power Automate のホームページ

https://japan.flow.microsoft.com/ja-jp/

■ 何が難しいの?

ライセンスです。コミュニティライセンスのようなものがないので、購入するか期間限定の試用期間を使うことになるようです。
ここが果てしなく高いハードルです。並大抵の覚悟ではここで挫折すると思います。

仕事で試すなら買って試せばいいのですが、普通は個人が自分のスキルとして個人的に自習するのが現代では基本ですから、これは厳しい制約です。どうしても学習が後回しになって、無限に後回しになって名前は知っていても結局導入には至りません。私もそうなります。でも頑張りましょう! Power Automate にはそこまでして頑張る価値があります!

※ 私は偶然個人でライセンスがあったので今回使ってみました。

■ ライセンス

※この項目は私が公開情報を見てそう読んだ、というだけの情報です。実際にはサービスの提供元にお問い合わせください。

情報は価格のページではなくこちらが詳しいようです。少なくとも私の知りたいことは価格のページではなくこちらに掲載されていました。 ちなみに価格はこちら 毎月ユーザーあたり 1,630 円。too expensive。高級品ですね。

ライセンスとしては、価格のページではなく「Power Automate ライセンスの種類」ページの方が重要です。次の 2 種類のプランがある事がわかります。

違いは、スタンドアロン プラン は前述の月額料金を払うライセンスで、シード プラン は別の製品のライセンスを持っている人についているライセンスです。人によっては シードプラン なら持っている可能性は十分にあるでしょう。私も Microsoft 365 を持っているのでこのプランを持っていたようです。

プランの重要な違い

この シードプラン であれば敷居は低く持っている方も少なくないでしょう。完全な一般人である私も持っていました。しかし、油断しないでください。2 つのプランには プレミアム コネクタ が使えるかどうかという大きな違いがあります。

スタンドアロン プラン では プレミアム コネクタ が使えます。シード プラン えは使えません。

コネクタ とはフローに配置できる機能 (処理) のようなもので、例えば「メールを送信する」とか「Web サービスから情報を取得する」とかそういうやつです。シード プラン ではこの コネクタ に使えないものがあります。使えるものだけで取り敢えず......そう考えていた時期が私にもありました。実際にはこの制限のため シード プラン は機能の制限された評価版と思った方が良さそうです。

※業務で使う場合は、Microsoft 製品とは シード プラン で使える コネクタ も割と使えるので活用はできると思います。個人の IT エンジニアが色々と遊ぶにはかなり大きな制約になっています。

プレミアム コネクタ

これが使えないと厳しいという プレミアム コネクタ を個人で学習する IT エンジニアの目線でいくつか選んでみました。

全一覧

まず プレミアム コネクタ の一覧はこちらです。

使えないと厳しい

これが使えないと厳しいという プレミアム コネクタ を選ぶと言いましたがあれは嘘です。
実際にフローの編集画面では出てくるのにコネクタの一覧に見つからないのです。HTTP という コネクタ? アクション? です。要は HTTP のリクエストを送信する機能で、これがないと色々試したい情報のソースにアクセスできません。
コネクタのないサービスとか、Web サイトとか......。

一覧に載っている中だと Azure DevOps はとても使いたいですが、最近は個人では GitHub 優勢ですしね。

トリガーにも

トリガー とは Power Automate が実行されるきっかけです。ここにも プレミアム 限定のモノがあります。
前述の Azure DevOpsプレミアム です。「コードのプッシュ時」「ビルドの完了時」「プル要求が作成されたとき」「プル要求がクローズしたとき」非常に魅力的です。しかし プレミアム です。

他にも 「HTTP Webhook」、「HTTP 要求の受信時」 このあたりも非常に使いたいです。

つまり

別のプログラムや Web の資源と連携した事をしなければ、スタンドアロン プラン が必要ということです。

■ 今回の連載では

ということで、今回の連載記事では シード プラン の範囲でやっていきます。

しかし実際には プレミアム が使いたいところを我慢しているのが実際です。優先順位の問題で先になるかもしれませんが後で プレミアム なエンジニアになって試してみたいと考えています。