Visual Studio のアップデート 16.8.4 がリリースされました。
今回も脆弱性の対応も含まれています。素早くアップデートしましょう。
■ 更新内容
今回も複数の問題がありますが、いくつかは結構大問題もあります。ただ今回はよくわからないかったので手元の環境で確認してみたら再現はしなかった件が多いです。
わかる範囲で見ていきましょう。
問題の解決
次の問題が対策されました。
- これは誰もが踏んでいるはず。以前のバージョンで既に IntelliCode がインストールされていた場合に、C# の IntelliCode コンポーネントがインストールされない問題があったそうです。
- PackageReference 形式のプロジェクトが packages.config プロジェクトに依存関係がある時にプロジェクト参照の解決問題があったそうです。
- x86_64 watchOS 7.0+ シミュレータに問題があったようです。
- コード分析で警告にしているものがエラーとして扱われてしまうことがあったそうです。
- ClickOnce でインストールした場合に NuGet でインストールしたパッケージの参照に問題がありアプリケーションが起動できないことがある(パッケージによる)。
- C++ で_variant_t を使った際に無用に C33005 警告になる問題があったそうです。
- Git でマージ後に即コミットしない設定にしているにもかかわらず即コミットされてしまうことがあったそうです。
- .NET 5 プロジェクトの Windows 向けアプリで Tasks と Parallel Stacks 並列スタックの表示が空になったりエラーになったりすることがあったそうです。
- SQL のスキーマ比較でファイルは変更されるものの保存はされない (ファイル名に * がついている状態) 問題 (仕様?) があったそうです。
- データベース プロジェクトでファイルを開いていて、その開いているファイルにソリューション エクスプローラーからファイルをドロップすると、開いているファイルにドロップしたファイルのパスが書かれドロップしたファイルが削除されてしまう問題があったそうです。
- Intellicode でモデルのトレーニングが失敗してしまい行えないことがあったそうです。
- LiveShare に失敗する問題があったそうです。
機能追加
- Xcode 12.3 対応
なるべく早くアップデート
今回は誰もが踏む可能性のある問題が対策されています。脆弱性も対策されています。素早くアップデートしておきましょう。
■ 更新方法
Visual Studio の更新はメニューの ツール > ツールと機能を取得
で開くインストーラーから行えます。