最近は YouTube 動画をたくさん作っています。
しかしこの動画作成が大変です。こんな感じの元動画ファイルを動画編集ソフトで編集しています。
GUI で操作しなければならず、マウスクリックや繊細なドラッグ、癖がありマウスクリックを何度もしたうえでの数値入力など、編集が効率的とは言えません。
そこで、動画プロジェクトの編集データを直接編集しなければやってられない。そういう結論に至ることありますよね? そう。いまがどのときです。
■ 動画への文字入れの文言
幸いにも文字列データは比較的わかるフォーマットで値が格納されるようです。
メモリ制約に 関する注意点
という値が
メモリ制約に
関する注意点
として格納されます。
実際はこんな感じですね。
<PARAM NAME="TITLE_USERDATA_ALIAS" TYPE="WCHAR_POINT" VALUE="メモリ制約に&#xA;関する注意点"/>
というわけで、この文字列フォーマットを GitHub Copilot に聞いてみましょう。
■ 問い
メモリ制約に 関する注意点
という値が
メモリ制約に&#xA;関する注意点
という値で保持されるようです。この文字列格納フォーマットは何ですか?
■ 回答
ご質問の内容について解説します。
現象の整理
元の文字列:
メモリ制約に 関する注意点
(改行あり)格納されている値:
メモリ制約に&#xA;関する注意点
(&#xA;
という文字列が入っている)
この文字列格納フォーマットは何か?
1. 

について


はXMLやHTMLで「改行(LF)」を表す文字参照です。xA
は16進数で「10」、つまりASCIIコードのLF(Line Feed)です。
2. &#xA;
について
&
は「&」のエスケープ(XML/HTMLで使われる)。- つまり、
&#xA;
は「

」という文字列をエスケープして格納している状態です。
3. どういうフォーマットか?
- これは XMLエスケープされた文字参照 です。
- 本来改行を表す


を、さらにXMLの属性値やテキストノードなどで使うために&#xA;
とエスケープしています。 - 例えば、XMLの属性値に改行を直接入れると問題があるため、


で表現し、それをさらにエスケープして&#xA;
となることがあります。
まとめ
この文字列格納フォーマットは、
「XMLエスケープされた文字参照(改行)」です。
- 改行(LF)を


で表現し、 - それをさらにXMLエスケープして
&#xA;
となっています。
用途例
- XMLファイルの属性値や要素内で改行を表現したい場合
- 何らかの設定ファイルやデータ交換で改行を安全に格納したい場合
参考
■ なるほど
なるほど、と分かればこの変換をする C# コードが欲しくなるのが人間です。GitHub Copilot に聞いてみましょう。
■ 問い
メモリ制約に 関する注意点
という値が
メモリ制約に&#xA;関する注意点
というXMLエスケープされた文字列にする C# コード
■ 回答
C# で文字列を XML エスケープし、改行(\n)を 

に変換するには、以下のようなコードが使えます。
using System.Security; using System.Xml; string input = "メモリ制約に\n関する注意点"; // 1. XML エスケープ string escaped = SecurityElement.Escape(input); // 2. 改行を 
 に変換 escaped = escaped.Replace("\n", "
"); // 結果 Console.WriteLine(escaped); // 出力例: メモリ制約に
関する注意点
ポイント
- SecurityElement.Escape
で XML エスケープ(<
, >
, &
, "
, '
など)を行います。
- その後、改行文字(\n
)を 

に置換します。
もし、改行が \r\n
の場合は、先に \r\n
を 

に置換し、次に \n
を 

に置換してください。
escaped = escaped.Replace("\r\n", "
").Replace("\n", "
");
まとめ
このコードで、
メモリ制約に 関する注意点
が
メモリ制約に
関する注意点
というXMLエスケープされた文字列になります。
■ なるほど
何やら違和感を感じますが、このコードを実行してみましょう。
メモリ制約に
関する注意点
違うそうじゃない。
■ 修正
// 1. XML エスケープ
と
// 2. 改行を 
 に変換
の順番が逆ですね。
using System.Security; using System.Xml; string input = "メモリ制約に\n関する注意点"; // 2. 改行を 
 に変換 string escaped = input.Replace("\n", "
"); // 1. XML エスケープ escaped = SecurityElement.Escape(escaped); // 結果 Console.WriteLine(escaped); // 出力例: メモリ制約に
関する注意点
出力
メモリ制約に&#xA;関する注意点
できました。
■ GitHub Copilot って本当にいいものですね。
簡単にフォーマットがわかって変換コードまでできました。
GitHub Copilot って本当にいいものですね。