Power Automate も失敗します。というかどんなプログラムも失敗します。しかし管理できている失敗にはそれに対応した処理を行うことができます。
※管理できていない失敗はそのままプログラムを終了するのがプログラムの鉄則です。管理できていない失敗が起きたまま動作を継続すると、サーバー上に蓄えたデータが消失する、重要な情報が流出するなど大変なことが起こる可能性があります。
■ 例外処理
多くのプログラミング言語で採用されている管理できている失敗に対応する方法、それは何でしょう? そう、例外処理です。try { } catch { } finally { }
といえば多くの方が「ああ、アレね」と思うのではないでしょうか?
Power Automate でもそれに相当するアクションがあります。「 スコープ 」 です。
■ 例
次のようにスコープを 3 つ並べます。
上の画像でアクションにつけている名前のようにそれぞれが役割を果たします。
■ 役割の設定とスコープの関連付け
その役割の設定と 3 つのスコープを関連付ける方法は簡単です。
「スコープ (catch { } に相当)」 アクションの横の 「・・・」 をクリックしてポップアップメニューから 「 実行条件の構成 」 を選びます。
見ればわかるでしょう。適切なチェックを ON にすることで設定ができます。
■ 設定
こんな感じに設定すれば try { } catch { } finally { }
的な感じでしょう。
■ 簡単ですね
簡単ですね。