rksoftware

Visual Studio とか C# とかが好きです

MAUI の Preview 7 が出たので環境を作って実行してみた

アナウンスがこちら。

■ 今回私がやったこと

タイトル詐欺で、実は Preview 7 とか全然関係なく、単純に私が時間がとれたので MAUI を動かしてみただけの記事です。

■ 準備

Visual Studio 2022 の Preview 3 を用意します。
.NET 6 の Preview 7を用意します (Visual Studio 2022 Preview 7 をインストールすれば同時にインストールされると思います)。

■ Visual Studio でワークロードで次のものを追加します。

追加しなかった場合にどうなるのかわかりませんが、ドキュメントにしたがって追加してみました。
ワークロードの追加は Visual Studio のメニューの [ Tools > GetTools and features... ] から行えます。

  • .NET によるモバイル開発
  • ユニバーサル Windows プラットフォーム開発
  • C++ によるデスクトップ開発
  • .NET デスクトップ開発
  • ASP.NET と Web 開発

ここでとても時間がかかるので、覚悟してください。私は 1 時間くらい待って、待ちきれなくて放置したので実際にかかった時間はわかりません。

■ MAUI ワークロードをインストール

dotnet コマンドを実行できるものを管理者モードで起動します。
私は Windows Terminal を起動しました。

次のコマンドを実行します。

> dotnet workload install maui

ここでとても時間がかかるので、覚悟してください。私は 1 時間くらい待って、待ちきれなくて放置したので実際にかかった時間はわかりません。

ちなみに管理者モードにしていないと 「 Inadequate permissions to access, please elevate to run this command 」 と怒られます。

■ maui-check をインストール・実行

ここまででも MAUI のプロジェクトを作成することはできますが、どうやらビルドや実行はまだできません。
maui-check というツールをインストールします。

> dotnet tool install -g redth.net.maui.check

不足しているものを検出してくれます。不足しているものがあると

! Attempt to fix? [y/n] (y):

と聞かれるのですべてを信じて y を入力していきます。

今回は、ビルドツールや、Android エミュレーターや iOS や mac 向けの環境を整えてくれたようです。
今風でかっこいいですね。正直最近はやりの別のクロスプラットフォーム開発ツールがこんな感じのがあってうらやましかったヤツです。

■ プロジェクト (ソリューションを作成)

公式ドキュメントを参照すると、Visual Studio 普通にプロジェクトの新規作成で作れそうなのですが、今回私の手元ではその選択肢が生まれませんでした。
変なことはせず、いつものようにコマンドでプロジェクト (ソリューション) 作ります。

> dotnet new maui

こんな感じでソリューションが生まれます。

f:id:rksoftware:20210815132208j:plain

■ 実行

Visual Studio で開いてソリューションエクスプローラーを見るとこんな感じです。昔よりだいぶシンプルですね。

f:id:rksoftware:20210815132227j:plain

で、Visual Studio で開いて実行をしたいのですが、ここが難しい。
実行のターゲットで、最初から選ばれている Local Device を選択すると iTunes をインストールさせられます。そしてその先で、デバイスを探しはじめてそこから進めません。
iOS 実機で実行しようとしていますね。

f:id:rksoftware:20210815132304j:plain
f:id:rksoftware:20210815132320j:plain

で、今回は Android Emulators からエミュレーターを選択 (maui-check で作られているはず) してみました。

見事、実行されました。

f:id:rksoftware:20210815132341j:plain

今回は一旦ここまで。