Windows Mixed Reality アプリ開発入門
を読みました。
発行日 2018年6月4日 となっており、瞬間で読んだ感じになっていますが、5日前に入手しているので、それほど早いということもないでしょう。
※それでも積読の順序を飛ばして最優先で読んだわけですが。
概要
Windows Mixed Reality デバイス向けのアプリの作り方です。
acer のテムジンなど、と言えばわかりやすいのではないでしょうか?
https://www.yodobashi.com/product/100000001003709757/
HoloLens よりも、これらの MR HMD 向けのページが多いです。
ただし、アプリの作り方の基本は同じということで、どちらか一方だけということでもないです。
これまで、あまり MR まで見ている余裕がなく横目で見ていましたが、なかなかまとまった情報に触れる機会がなく実は開発環境や何で作るのかもよく把握していませんでした。
得ていた情報が Unity で作る・UWP アプリを作る、Unity 出なくても良い、など断片的で混乱していましたが、この書籍を読んで完璧に理解しました。
大変すばらしい本です。買いましょう。
感想
ちょうどいい。とにかくこれが一番の感想です。
これまでの経験から
- Windows のデスクトップアプリでそカスタムコントロールなどが必要になるこそこ厄介な UI の要件で鍛えられ
- Windows Phone アプリや UWP などを多少はやってきた
- 3D もちょっとは勘が働く
- けれど 3D アプリは素人
- Unity によるゲームアプリも素人
- けれど XNA などでゲームにも多少は勘が働く
- C# は一通り扱える
といった多少は経験を積んだプログラマにとってちょうどよい解説でとてもスムーズに理解できました。
合わない人
私にとってちょうどよいということは、丁度よくない方も大勢いると思います。
- プログラミング初心者
- 3D や行列などが全く分からない
- C# 全く分からない
- GUI 全く分からない
- GUI で操作する IDE 全く分からない
- ゲームに全く感が働かない
などの場合は、非常に厳しいと思います。
そういった意味で、 Windows Mixed Reality アプリ初心者向けであり、アプリ初心者向けでは全くありません。
そこは注意が必要だと思います。アプリ初心者の方は、Unity 入門の書籍を先に読まれることをお勧めします。
http://www.sbcr.jp/products/4797386790.html
また、Unity 入門書は C# 入門書ではないため、C# の段階で非常に苦労したり挫折したりする方も多いようです。
そういった場合は焦らず、C# の入門書から始めたほうが結果的に早い思います。
まとめ
他の書籍ばかり貼ってしまいましたが、要約すると
- プログラミング入門者向けではない
- 別の形式のアプリ開発の経験者は効率よく学習できる
本です。
しかし今、効率よくわかりすぎて読んだだけで分かった気になっています。危ない。
慢心せずちゃんとコードを動かして確認し、Windows Mixed Reality アプリ完璧にマスターしたいです。
また、プログラミング入門者の方も、ひとまずこの本を読めるようになることを目標に基礎から学ぶのもお勧めです。
まずは買いましょう。