先日 Visual Studio 2019 16.4 がリリースされました。
デスクトップアプリを主に作ってきた身としてはあまり大きな機能はないのですが、すこしだけ気になった機能があります。それが デザイナーとは別のウィンドウでのポップアップ XAML エディター です。
内容は、リリースノートの通りなので説明はあまりないのですが、実際に動かしてみました。リリースノートにない要素もこの記事ですこし書いてみます。
■ 対応プラットフォーム
- .NET Framework の WPF アプリの画面の XAML
- .NET Core の WPF アプリの画面の XAML
- Xamarin.Forms の画面の XAML
で使えました。.NET Core で使えるのはうれしいですね。嬉しいというか安心ですね。デスクトップアプリを .NET Core で作る気持ちが高まります。
ただし、Xamarin.Forms だけ見た目が少し変わるので注意。
■ 操作
WPF の場合は、XAML デザイナー の下にあるアイコンクリックで使えます。
このアイコン(マウスホバーすると Pop Out XAML というチップがでます)クリックで
このように XAML エディタ部が別ウィンドウとして分離します。
■ 動作
ウィンドウとして分離していてもちゃんと同期しています。XAML エディタで編集するとデザイナの表示も同期して表示されます。
別ウィンドウで開ひらいたエディタを Visual Studio 内にドック(という表現でいいのでしょうか?)できます。
■ Xamarin.Forms
Xamarin.Forms でも機能的には同様です。一点注意することろはクリックするアイコンが下ではなく右にある点です。
あとはとても細かい事なのですが、私の環境では Xamarin.Forms の XAML デザイナが仕事していないので Xamarin.Forms でこの機能を使う機会がないという点でしょうか? 私はいわゆるエアザムラー(※1)なので特に気にして仕事させようと考えたことはないのですが...。
※1: 視覚的なデザイナがなくてもおおよそどのような見た目になるか把握しながら XAML を手書きできる能力者