先日アップデートが来た Visual Studio 15.8 で Google の Android エミュレーターが Hyper-V で動作できるようになりました。
参考) Visual Studio のアップデート内容
詳細をたどって行くとたどり着く解説ページは更新日が少し古くてプレビューとなっていますが、普通に使えます。
■ 本来の手順
本来の意識高くそつのない手順は、解説ページの手順にのっとって準備を万端に整えて満を持してエミュレーターを起動することでしょう。
しかし、そこはさすが Visual Studio。とりあえず起動しようとしてみるとうまく誘導してくれます。
今回は準備ができていない状態からうまく誘導されてみます。
■ 前提条件
- Hyper-V を使わない状態での Google Android エミュレーターの準備はできているものとします。
- Hyper-V の準備はできているものとします。
参考) Hyper-V の on/off を切り替える際は、コマンドで切り替えると手早いです。
■ 手順
- Hyper-V を使用できるようにします。(これまでは Google Android エミュレーターが動かなかった状態です)
- Visual Studio の
メニュー > ツール > Android > Android Device Manager
で Android Device Manager を起動します。 - エミュレーターを [開始] します。
- "エミュレーター ユーティリティがインストールされていません。インストールしますか?" で [はい] を選択します。
- ライセンスに同意します。
- インストールが完了したら、Android Device Manager で再度 [開始] します。
- "Windows Hypervisor Platform error" と表示されるので、
Windows の機能の有効化または無効化
で Windows Hypervisor Platform を有効にします。
※ Hyper-V とは別の項目であることに注意してください。
参考) Windows の機能の有効化または無効化 の表示方法
スタートメニュー > 設定 > アプリ > プログラムと機能 > Windows の機能の有効化または無効化
- インストールが完了したら、Android Device Manager で再度 [開始] します。
■ 出来上がり
これで Hyper-V で Google Android エミュレーターが起動する環境の出来上がりです。簡単ですね。