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Visual Studio (Win) の Community で Remoted iOS Simulator for Windows が使えるらしいので試してみた

Visual Studio (Win) の Community で Remoted iOS Simulator for Windows が使えるらしいので試してみました。
※使えるとどこで見た忘れてしまいました。すみません。

Remoted iOS Simulator for Windows は、Windows 上の操作だけで iOS シミュレーター でのアプリのデバッグを行える夢の機能です。
これまで、Visual Studio の Enterprise が必要だったので、貧乏な私は指をくわえて見ていることしかできませんでした。

Visual Studio 2017 15.5 Preview 4
Visual Studio 2017 15.5 Preview 4 が必要らしいのでインストールします。
今の Visual Studio は同一メジャーバージョン/エディションでも複数インストールできるのではかどりますね。

■ 環境の準備

Visual Studio for Mac の準備
Windows 上の操作だけでデバッグを行えると書きましたが、操作しなくてよいだけで Mac は必要です。
また、Visual Studio の Preview 版に合わせて Visual Studio for Mac もベータチャンネルにしておく必要があります。

Mac 本体の設定
Visual Studio と Visual Studio for Mac を接続することになりますが、それには Mac 本体の設定も必要です。
リモートログインを可能にしておく必要があります。
システム環境設定 > 共有 の [リモートログイン] を オン

Visual Studio の設定
インストール直後、デフォルトで ON になっていると思いますが、本機能を使う設定は Visual Studio 上の次の場所にあります。
ツール > iOS > iOS シミュレーターの表示

■ 実行結果


Windows 上で iOS のシミュレーターが動いてい(ように見え)ます。
※実際には実行自体は Mac 上で行われているそうです。

補足
Visual Studio の メニュー > iOS > iOS シミュレーターの表示 がありますが、これを選んでも、Mac 上でシミュレーターが立ち上がるだけです。
デバッグ実行すれば Windows 上に iOS シミュレーターの Window が開くので、とりあえずデバッグ実行してください。

■ 実行手順

実行の手順は、Enterprise 版で素晴らしい記事を書いて下さっている方がいます。
こちらを大いに参考にさせていただきました。手順は変わらないので参照してください。

まとめ

Enterprise 版のみの夢の機能がついに Community にやってきました!
後は、Professional 版で使えるかどうかですね。我々は貧乏なので。

注意点

・Mac は必要です。何度も言われていることですが、Mac は必要です。本機能も Mac がなければ使えません。それが現実です。
・iOS 機器の実機は必要です。何度も言われていることですが、iOS 機器の実機は必要です。シミュレーターと実機は違います。シミュレーターでは動かない機能もあります。実際の開発は実機によるデバッグなしには行えません。それが現実です。