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Visual Studio とか C# とかが好きです

Visual Studio の 15.6.5 がリリースされました

前回のアップデートから 2 週間近くですが Visual Studio の 15.6.5 がリリースされました。
少し安定してきたのかもしれません。

相変わらず日本語ページは遅いので、最新のリリースは英語版を参照するのがおすすめです。

■ 更新内容

今回も多くはありませんが、結構重大な問題も解決しています。

  • Web アプリケーション開発時に設定をすべてのユーザーに適用する設定が機能していない問題
  • AnkhSVN 拡張機能などを有効sにしている場合に、プロジェクトでエラー Visual C# 2017 compiler was not created が表示されることがある問題
  • NuGet パッケージマネージャーが最新のパッケージバージョンを素早く取得しない問題
  • NuGet パッケージのアップデートで Visual Studio がハンズアップする問題
  • Visual Studio を複数立ち上げながら Visual Studio のアップデートを行うとインストーラーがエラーになる問題
  • TFS の ビルドエージェントがテンプフォルダ C:\Windows\temp に消されない .itrace ファイルを書き出し続ける問題
  • クラウド上などでテストを実行すると vstest.console.exe で socket exception によりテストが失敗する問題 .
  • Xcode 9.3 対応

影響のない方も少なくないかもしれませんが、とりあえずアップデートしましょう。

■ 更新方法

Visual Studio の更新はメニューの ツール > ツールと機能を取得 で開くインストーラーから行えます。

Xamarin Android Device Manager で新しい仮想デバイスを作る

Xamarin でデバッグ用の Android のエミュレーターを管理するツールが変更されるということで、
まずインストールまで確認してみました。

管理するツールをインストールしただけでは、デバッグはできませんから次は仮想デバイスを作ることになります。

■ Android Emulator Manager の起動

ツール > Android > Android Emulator Manager で新しい Android Emulator Manager が起動します。

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最初仮想デバイスは何も登録されていません。

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管理ツール右上の [ + New ] をクリックし仮想デバイスを新規作成します。

■ 仮想デバイスの作成

[ + New ] をクリックすると次の画面になります。

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  • Name: にデバイスの名前を入力します。
    わかりやすい名前を付けましょう。特にこだわりがなければ、API レベルや画面サイズ等を書いておけば良いでしょう。
  • System image: で作る仮想デバイスの API レベルを選択します。
    特にこだわりがなければ、Android 8.0 - Oreo (API 26) を選べば良いでしょう。システムイメージがインストールされていない場合でも、選択するとダウンロードされるので構わず選択します。
  • Device: を選択します。
    好みで良いですが、画面サイズやメモリサイズなどが小さいほど軽くなる点には留意したいところです。
  • その他のプロパティを適当に設定しますが、あまり変更する必要はないでしょう。気を付ける点はカメラの有無くらいでしょうか?
  • [ Create ] で仮想デバイスが作成されます。

■ 仮想デバイスの起動

仮想デバイスが作成されるとこのようにリストに表示されます。

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[▷ Start] で仮想デバイスが起動します。


これで、実機なしでデバックし放題です!

Xamarin Android Device Manager のインストール

Xamarin クロスプラットフォームのモバイル開発として少なくとも私の期待には応えてくれる素晴らしいプロダクトです。
しかし、デバッグ用の Android のエミュレーターは環境構築の中でも特にハマりやすいポイントです。
そんなエミュレーターを管理するツールが変更されるということで、
まずインストールまで確認してみました。

■ 以前

これまでは、Android エミュレーターは Google エミュレーター マネージャー で管理していました。
Visual Studio では(インストールされていれば) ツール > Android > Android Emulator Manager から起動できました。

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この画面ですね。
このツールが現行の Android のバージョンでは廃止され CUI ツールになるので、Xamarin 用に GUI のツールを作ってくれたとのことです。

■ SDK ツールのアップデート

古い Android SDK ツールでは(古いバージョンの Android でエミュレーターを作成する場合は)、これまでの エミュレーター マネージャー が使えるということなので、まずはアップデートします。
Visual Studio で ツール > Android > Android SDK Manager で SDK マネージャーが開きます。

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ここで ツール タブの Android SDK Tools でバージョン 26.1.1 を選択し、右下の [ 変更の適用 ]

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これでアップデートされます。

■ エミュレーター マネージャーの起動

ここまでで Android SDK ツール はアップデートされましたが、実はまだ Xamarin Android Device Manager はインストールされていません。
インストールするには、

  • インストールされていなくても構わず ツール > Android > Android Emulator Manager を選択

してください。

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次のメッセージが表示されますので、[ Install AVD Manager ] を選択します。

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Web ブラウザが起動し、インストーラーがダウンロードされます。
※ダウンロードされたインストーラー

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■ インストーラーの実行

実行すると普通のインストーラーです。普通にボタンをポチポチしていけばインストールされます。

■ Android Emulator Manager の起動

ツール > Android > Android Emulator Manager で新しい Android Emulator Manager が起動します。

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今回は、ここまで。エミュレーターはディスク容量を食うので慎重にいかなければなりません。
エミュレーターの作成はまた後日記事にしたいと思います。

Xamarin Live Player で XAML をプレビューする

sual Studio 15.6 のアップデートを確認していました。

すると

iOS シミュレーターでのライブ XAML プレビュー
Xamarin Live Player では、開発者は Visual Studio と iOS または Android デバイスを使用するだけでアプリの展開、テスト、デバッグを継続的に行うことができます。 Visual Studio 2017 バージョン 15.5 では、開発者が再コンパイルや再展開を必要とせずに、Android エミュレーター内でリアルタイムの XAML の変更を直接プレビューできるようにサポートを追加しました。 このリリースでは、Windows 用のリモートの iOS シミュレーターに、この機能が追加されました。

という項目を見つけました。

15.5 からあったということろが気になったのでとりあえず Android の方試してみることにしました。

■ Android 端末に Xamarin Live Player をインストール

まず、実機に Xamarin Live Player をインストールする必要がありますが、これは以前にインストール済みなのでスキップ。
まだ、インストールされていない方はこちらからインストールできるようです。

■ Xamarin.Forms プロジェクトの新規作成

Visual Studio から普通に新規作成します。
私は、.NET Standard で作成しました。 あと、ターゲットのプラットフォームから UWP を外しておきました。Windows 10 Mobile には Live Player ない様ですし。

■ ペアリング

Visual Studio と実機(にインストールした Xamarin Libe Player)をペアリングします。

普通に解説通り QR 取り込みです。PC と Android を同一 WiFi ネットワークに接続するところがポイントです。

■ 実行

準備が整ったら、Shift + Alt + F5 という、ちょっと普通は押さないキーで実行です。
XAML はプロジェクト新規作成時から変えていません。

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黄色いバーで live running と表示され実行されているのがわかります。
もう一か所注目のポイントは、デバッグ実行されていない点です。皆さんがこれまで何度も押してきたであろう緑の左三角アイコンが緑のままになっています。
Android 実機では Xamarin Live Player 上で、いつもの Welcome to Xamarin.Forms! が表示されています。

■ XAML を変更

この状態で、XAML を変更してみます。

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Welcome to Xamarin.Forms!! と ! を増やしてみました。
そして、コマンド Ctrl + S(ファイルの保存)。

Android 実機上の表示が変更されました!

■ XAML の確認に便利

今回 試してみましたが、XAML の確認に便利そうですね。

JXUG Xamarin もくもく会 東京 3月 を開催しました

■ JXUG Xamarin もくもく会 東京

JXUG Xamarin もくもく会 東京 3月 を開催しました。

Xamarin もくもく会 は もくもくしたり、情報交換したりする会です。

先月は多くの方に参加いただきました。そろそろ会場の真の力を開放する時が来そうと言いましたが、だまして悪いがこれもコミュニティ活動です。
(壁が開いて隣の部屋とつなげられる。けれどもそれほどの席は必要でなかった)
今月も通常スタイルで開催しました。
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■ 目指す勉強会スタイル

私の主催する他の会と共通なのですが、世界一敷居の低い勉強会を目指しています。
何か聞きたいことがある場合は、聞く相手を決めずに独り言のようにつぶやくと誰かが拾ってくれる、そんなスタイルでやっています。

不定期ではありますが、ぼちぼち開催していきますので、ご興味があれば是非参加してみてください。

秋葉原 C# もくもく会 #32 勉強会を開催しました

■ C# もくもく会

C# もくもく会 #32 を開催しました。

C# もくもく会 は東京の秋葉原で毎週木曜日に開催している .NET 系の勉強会です。

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もくもく自習を基本とし、分からないことを教えあったり情報共有したりしている会です。 定期開催していますので、お時間のある時に遊びに来ていただければと思います。
ちょっと詰まった時、ネット上で聞くのははずかしいなぁ、という課題のできた時などにも思い出していただけると嬉しいです。

■ 目指す勉強会スタイル

世界一敷居の低い勉強会を目指しています。
何か聞きたいことがある場合は、聞く相手を決めずに独り言のようにつぶやくと誰かが拾ってくれる、そんなスタイルでやっています。

■ 次回予定

次回は 2018/04/05 に開催予定です。

C# に関心のある方、是非遊びに来てください。

Visual Studio の 15.6.4 がリリースされました

前回のアップデートから 3 日ですが Visual Studio の 15.6.4 がリリースされました。

相変わらず日本語ページは遅いので、最新のリリースは英語版を参照するのがおすすめです。

■ 更新内容

今回は多くはありません。

  • 複数のターゲットフレームワークを持っているプロジェクトがビルドできない問題
  • サーバにリモートデスクトップでログインし VS を使用する場合に、他のユーザーが VS 使用していると、設定が維持されず毎回初回起動の状態になる問題
  • Android LLVM libc++ static library STL を使用するとコンパイルエラーになる問題
  • Xamarin.Android, Xamarin.iOS で拡張メソッドの使用時に NullReferenceException が発生するシナリオがある問題
  • ユニットテストがテストエクスプローラでアルファベット順にソートされない問題

影響のない方もいるかもしれマ円が、とりあえずアップデートしましょう。

■ 更新方法

Visual Studio の更新はメニューの ツール > ツールと機能を取得 で開くインストーラーから行えます。