前回 Android アプリを Xamarin.Android に移植する (1) で UI を移植しました。
アプリが起動している間の画面は出来上がりましたが、ホームやマルチタスクボタンを押すした際のアイコンが Xamarin のデフォルトになっています。
今回はまずはこのアイコンを設定します。
■ アプリケーションのアイコンの設定
前回、UI を含みリソースは Android のプロジェクトから Xamarin.Android へ移植しています。
アイコンはこのリソースの中に含まれている画像ファイルです。
今はまだ、ファイルを追加しただけでアイコンとして設定されていないのでデフォルトの画像になってしまっています。
アプリケーションのアイコンはアプリケーションのプロパティから設定できますが、今回は設定のファイルを直接編集していきます。
GUI は分かりやすいですが、IDE によって変わってしまうという面があります。
今回編集する設定ファイルは、内容が簡単である点とサンプルアプリというお手本があるため直接編集してしまう方が間違いがないです。
お手本がない場合は、GUI から設定すると良いでしょう。
設定ファイルの設定
編集する設定ファイルは、Properties
フォルダー内の AndroidManifest.xml
ファイルです。
・ソリューションエクスプローラー上で AndroidManifest.xml
をダブルクリックします。
・エディターで XML ファイルが開くので次のように編集します。
・<application>
タグを中に android:icon
属性がある場合は次のように編集します。ない場合は書き足します。
<application android:allowBackup="true" android:icon="@drawable/ic_launcher" android:label="@string/app_name"> </application>これで、
Resources
フォルダー内の drawable
フォルダー内の ic_launcher.png
ファイルがアイコンとして使用されます。
アイコン確認
これだけで、アイコンの移植が完了しました。
F5 キーで実行し、画面を確認しましょう。
アプリケーションのアイコンがビデオカメラ?のような画像になっていれば成功です。
■ 次回予定
ここまでで UI の移植は完了しました。
次回以降でロジックの移植を行って行きます。